歩いていてヒヤリ。恐ろしかった自動車との接触事故

まさか自分には起こらないだろう…、まさか自分が被害者になるとは…。そうタカをくくってしまうのが、交通事故です。5年ほど前に筆者も自動車と接触事故を起こす前までは、そう楽観的に思っていました。実際に私が体験した交通事故をお話しします。自動車事故は決して他人事ではない、そう感じてもらえたら嬉しいです。

夕方の交差点でヒヤリ、向こうから車が!

5年ほど前の話です。10月の17時前後、自転車に乗って近所のスーパーに買い出しに行こうと道を急いでいました。子どもが塾に行っている時間帯に手早く用事を済ませようと、いつもよりスピードを上げていたことも、今思うと事故にあう原因のひとつだったのかもしれません。時間にユトリがあるときは、一時停止をする交差点をそのまま直進してしまったところ、気が付いたら左折する車と巻き込まれていました。自転車のカゴに載せていたバッグは散乱。

「あっ、しまった」そう思ったときにはもう遅い。自転車ごと倒され、道路に横になっている私がいました。よく交通事故に巻き込まれると、景色が一時的にスローモーションになると言いますが、私の場合もそれと全く同じ状況でした。痛みはないものの頭がボーとして体に力が入らない。「大丈夫ですか?大丈夫ですか?」慌てた車のドラバーや周囲を歩いていた人たちが話しかけてくれるものの、答えたいのにあまりの衝撃で体が動かない。

幸い体を見まわしてみると、血などは一滴も流れていませんでした。「ああ良かった、まだ生きている」このとき漸く冷静になれました。すり傷程度で済んだため、救急車で運ばれることはなく、念のため近くの病院で診断してもらうことに。相手のドライバーさんは仕事へ向かう途中で急いでいるとのことで、連絡先だけ交換し別れました。

椎間板ヘルニアと診断されて…

近くの病院で精密検査を受けたところ、脳に異常なし。慌てて駆け付けた夫が、真っ青な顔をして立っていたことを覚えています。体に痛みが無かったため、その日は入院することもなく帰宅。いつもと変わらぬ日常を送りました。

ところが自動車と接触事故に遭ってから2カ月。ある日いつものように布団の上げ下ろしをおこなっていたところ、腰と足に猛烈な痛みを覚えました。ぎっくり腰かと思い病院を訪れたところ「椎間板ヘルニア」と診断されました。「最近事故に遭った経験はありますか?」と病院の先生に聞かれ、自動車との接触事故を思い浮かべました。先生によると事故直後は気が張りつめていて痛みは無いものの、事故からしばらくたった後に痛みを感じ病院を訪れるケースも増えているそうです。

ただ椎間板ヘルニアは個人差があり、事故との因果関係を証明するのは、かなり難しいと言われました。現在定期的にクリニックに通い、非ステロイドの鎮静剤と筋弛緩薬のお薬をもらって服用を続けています。交通事故を起こした加害者に電話しようと何度も思ったのですが、裁判沙汰になり恨みを買われる結末になるのは避けたいと思い、連絡を控えています。

他人事のように思える交通事故ですが、いざ自分が被害者になってしまうと、思い描いていたようなスマートな対応は取れないものです。私の場合は手術に至らない軽傷で済んでいますが、これがもっと大参事になっていたら、果たして正確に動けたかどうか…。事故を起こしてからでは遅いため、事故を起こす前から「交通事故に対する知識」を持つことが大切だと感じました。

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